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あと施工アンカー施工指針(案)・同解説

7.3 自主検査
  1. 施工責任者は、工事完了後、それらが施工計画書通りに施工されていることを、現場責任者とともに自主的に検査する。
  2. 接着系アンカーの試験・検査は、接着剤の硬化時間経過後に行う。
  1. 本項で述べる「自主検査」は、管理者が実施する試験および検査に先立って、施工計画書通りに施工が行われていることを、あと施エアンカー施工業者が自主的に検査するもので、試験・検査方法もその時の方法を模して行うのが効率的である。「自主検査」は、接触や打音による簡便なもので、加力測定装置を用いる大がかりなものは「立会い検査」として大別される。一般に、あと施工アンカー施工業者が行う検査は「自主検査」で、解表7-5に示す目視検査・接触検査・打音検査である。
    後者の「立会い検査」は、接触や打音によっても試験・検査が出来ない場合、または、管理者が行う試験項目に加力試験が含まれている場合に、あと施工アンカー施工業者が自主的に行うものである。
     
  2. 接着系アンカーは、接着剤の硬化に時間を要するので、硬化時間を考慮して、所定の強度が発現してから試験・検査を行う。

以下に管理者が行うときの試験方法および判定方法を掲げるので、現場では施工責任者の判断で必要な試験・検査方法を採用して行うとよい。

  1. 自主検査
    自主検査とは、接触や打音による検査で、原則として、アンカー全数を対象として行う。
    接触検査では、検査員は使用したアンカーの種別・径・施工位置・本数・角度・母材からの突出寸法などを、必要により計測器等を用いて、施工計画書(設計図)と照合しながら、また、施工確認シートを参照しながら、アンカーを直接手で触り、アンカーの固着状態(がたつきの有無、接着剤の硬化状態)を判定する。
    打音検査では、検査員はアンカーの出しろ部分をハンマー等で叩いて、その打撃音が金属音(高い音)か、濁音(鈍い音)かにより、アンカーの固着状態を判定する。
     
  2. 立会い検査
    立会い検査とは、加力測定装置を用いた試験で、本設のアンカーを対象とした非破壊試験と試験用に設置したアンカーを対象とした破壊試験とがある。なお、非破壊試験は、原則として、変位は測定しない。
    これらは、施工責任者が必要と判断した時に行うもので、その場合は、現場責任者に指示して実施する。
    非破壊試験では、施工した全本数の0.5%以上または3本以上を対象として引張加力試験を行う。加力は、一般には設計用引張強度に等しい荷重、また、耐震補強工事の場合には予想破壊荷重の2/3を検査荷重とし、この荷重に対してアンカーが抜け出し等の過大な変形を起こさずに耐えられれば合格とする。これらは、日本建築防災協会で定めている方法で、予想破壊荷重とは、同協会の提案式で計算した値をいう。
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※(社)日本建築あと施工アンカー協会 より抜粋

 


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