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あと施工アンカー施工指針(案)・同解説

6章 固 着 作 業

6.1 適用範囲
  1. 本章は、あと施工アンカー工事のための固着作業に適用する。
  2. 固着作業は、アンカーの種類に応じて適切に行う。
  1. 母材への穿孔作業が終了したら、直ちに固着作業に取りかかる。固着作業までに期間がある場合は、とくに下向き穿孔の箇所には、穿孔した孔の表面をテープ等でシールし、異物が孔に入らないようにする。固着作業は熟練した技術が要求される作業である。施工位置に正確に、しかも使用するアンカーの性能が発揮されるよう信頼のおけるアンカーの固着をしなければならない。
    固着するアンカーは、施工計画書に定められたものを使用する。
     
  2. 固着は、金属系アンカーと接着系アンカーとでは固着のメカニズムが基本的に異なり、また、アンカーの種類ごとに固着の詳細は異なるので、使用するアンカーに応じた仕様にしたがって作業しなければならない。
6.2 金属系アンカーの固着
  1. 固着工具は、アンカーに適合したものを使用する。
  2. 固着作業の施工終了時には、現場責任者は終了確認を行う。
  1. 金属系アンカー(金属拡張アンカー)には、打込み方式と締付け方式とがある。固着作業では、それぞれのアンカーに応じた工具を用いて行う。
    打込み方式のアンカーに用いる打込み工具は、アンカーに打撃力を与える工具類(手ハンマーまたはハンマードリル等)とその打撃力をアンカーの拡張部に伝える工具の「専用打込み工具(専用打込み棒ともいう)」から構成される。打撃力を与える工具としてのハンマードリルは小径のアンカーに用いられる。一般には、手ハンマーによる打ち込みである。
    なお、芯棒打込み式の場合には、「専用打込み棒」を用いなくても打込みが可能である。手ハンマーの例を解図6-1に、専用打込み棒の例を解図6-2に示す。打込み方式のアンカーを固着する場合には、アンカーサイズに応じた適切な重量のハンマーを使用して一気に打ち込む。軽量のハンマーを使用すると、打撃力が不足して、必要以上の打込み回数を要したり、打込み不足になったりして、アンカーに十分な固着力を与えられなくなること があるので注意が必要である。
    締付け方式のアンカーの固着は、スパナ・レンチまたはトルクレンチ等の締付け工具を用いて行う。アンカーの締付けトルク値はメーカーにより指定されているので、その場合には、トルクレンチを必ず使用する。トルクレンチの例を解図6-3に示す。 締付けトルク値が指定されていない場合には、スパナ類を用いて、締付けを行う。金属系アンカーの標準的な施工手順と注意事項を解表6-1に示す。
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※(社)日本建築あと施工アンカー協会 より抜粋

 


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